2018/10/26
集え。奈良で戦うデザイナー!
デザイナー 独立
2018.10.5
#11
こんにちは!営業のツージーです!
「チラシっていくらくらいで作れるの?」
この質問にスパッと応えられる同業者さんはいらっしゃいますか?
私はムリです!
「やー、それは印刷部数にもよりますし、新聞折込なのかポスティングなのかにもよりますし…。あ、そういえばサイズとか紙質にもよるか…そもそも打ち出す内容と、そのデザインをどうするかにもよるし、写真とか撮るのかなどうなのかな…ゴニョゴニョ…」
これが定型の回答です。
ハッキリしないヤツだなという視線を何度も受けてきましたが、これには深いワケがありまして…。今回はその言い訳…もとい、チラシ制作費を即答できない理由を紹介したいと思います。
「チラシ」と聞くと、「スーパーや不動産のお得情報が印刷されているB4サイズほどの薄い紙」のことを想像されると思います。その通りです。
ただ、もう少し詳しく説明すると、「情報を印刷した紙媒体を配布・貼付して広告主の情報を伝える広告手法」になります。
「チラシ」は情報が記載された紙を「散らす」から、「ビラ」は情報が記載された紙を「貼り付け(英語でbill)」することが由来だとか。
つまり、「デザイン」+「印刷」+「配布」と、それらを企画・管理する「ディレクション」までを総称して「チラシ」とする場合があります。
ですので、「チラシっていくら?」のご質問には、誰に何を伝えるのか?そのためにデザインにするのか?どんな紙質で何部印刷するのか?どのような手法で配布するのか?などを決めないといけないので、即答できないのです。
言い訳完了!
と、ここで終わらせてしまうと本当に言い訳だけになるので、さらに詳しくご説明を…。
「チラシっていくら?」の回答は、「ディレクション料」と「デザイン料」、「印刷費」と「配布費」の合計になります。
これ以外にも色々な名目の費用がありますが、基本はいずれかの項目の派生であると思っていただいて問題ありません。
よくネット印刷業者さんのバナー広告などで、「チラシ1枚1.1円から!」みたいなのがありますが、あれはチラシの中の「印刷費」のみの料金なんです。しかも片面印刷だったり、10万部以上の印刷が条件だったりします。
ですので、「チラシを1万枚撒きたいから、11,000円でイケルでしょ?」はイケません。
では、次は各項目についてを説明させていただきます。
ただ、ここからの区分けは会社やフリーランスの方によりさまざまなので、あくまで弊社epoとしての料金や項目区分で説明させていただきます。
「よく聞くけど、よく分からない」の代表格、「ディレクション料」。
epoでのチラシのディレクションとは「デザイン・印刷・配布」以外の全ての業務です。
例えば…
「来月末にチラシを撒きたいけど間に合うかな?」
→「提携している印刷業者さんや配布業者さんに問い合わせてみます!」
「どんな内容を打ち出せば反響が出そう?」
→「御社の競争優位性はコレで、それを伝えるためにはこんな打ち出しがいいんじゃないでしょうか!」
「新聞折込か、ポスティングかどっちがいいかな?」
→「ターゲットや紙のサイズを考えると、折込の方がいいと思います!」
「どのエリアに撒けばいいかな?タイミングはいつがいいかな?」
→「大和郡山市という商圏とターゲット属性的に、この時期がよさそうですね!」
「予算は30万円なんだけど、これで何部チラシを撒けるかな?」
→「各業者さんに見積もりを取って、最適なバランスを提案します!」
以上のような提案や業務がチラシのディレクションにあたります。
上記のように商圏調査を行い、スケジュールや媒体の選定などの広告戦略を立てて提案させていただく場合もあります(ちなみに上記資料は数年前のものなので、数値が変わっている可能性があります)。
このようなディレクション業務をさらに細分化して、営業・マーケター・プランナー・ディレクター等を設定する場合もありますが、弱小広告デザイン会社のepoでは、これらすべて私ひとりで行っています。
全体を見渡すことができるので、幅広い提案ができる分、たまに各所からの電話が鳴りやまない日も…。
だから!「ディレクション?いらないっしょ!」なんて言われると、少し悲しくなります。
チラシのみのディレクションであれば、総額の3~10%、もしくは20,000円~50,000円程度が多いです。
メディアミックスを使った大規模な案件になると、1人では管理できないので総額の10%~20%、もしくは50,000円~150,000円程度になる場合があります。
印刷部数が1万部未満の「デザイン」+「印刷」だけの場合はディレクション費をいただかない場合もあります。
※料金はすべて税別表記です。
デザインという言葉は範囲が広く、人によって定義が異なります。ここでもまた、epoとしてのチラシのデザインについての説明をさせていただきます。
チラシに限らず広告物のデザインは、クライアントの「現状」と「目標」を踏まえて、「誰に」「何を」「どう伝えるか」を決めることが非常に重要です。この部分を明確にしておかなければ効果の出る広告は作れませんし、結果検証も出来ません。
まずは、クライアントから「現状」と「目標」をヒアリングして、一緒に「誰に」「何を」「どう伝えるか」を考えて決定します。ここまでが、チラシの方向性(コンセプト)になります。
そして、出来上がったコンセプトを基に、デザイナー・カメラマン・イラストレーターと打合せを行い、最もターゲットに伝わりやすいビジュアルに落とし込むところまでを、デザインとしています。
epoのチラシのデザイン料は、コピーライティングや地図制作、素材写真の購入など、デザインに関するすべての項目を含めています。プロカメラマンやイラストレーターに外注する時は別途費用が発生する場合もありますが、その費用は事前にお見積りします。
epoのお見積りの定義はコチラ
よほどのこと(デザインが確定してからの大きな変更など)が無い限り、確定したお見積りより追加料金をいただくことはありません。
デザインの難易度・紙面のサイズによりますが、1枚ものなら両面で80,000円~120,000円が多いです。片面だけの制作は、約50,000円ですが伝える情報量が半分になり費用対効果が悪くなるので、あまりオススメはしておりません。
下書きがある状態や、過去のチラシのリデザインも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
※料金はすべて税別表記です。
デザインが確定すれば、次は印刷になります。
ネット通販の印刷業者さんが安いと言われますが、実はチラシの大量部数(20万部以上)の印刷はそうでもない場合があります。
また、部数が多くなると各所への送料や保管料など、印刷費以外にもかかる費用があるので注意が必要です。
単純な印刷単価だけでなく、仕様や用途に合わせて最適な印刷業者さんを選ばれることをオススメします。
サイズや紙の厚み、版の数などで変わりますが、新聞折込などでよく使われる「B4輪転サイズ/コート53kg/両面フルカラー」ですと、2万部で約80,000円、5万部で約120,000円、10万部で約180,000円、30万部で約390,000円です。
そこに、各所への送料を含めた金額が印刷費になります。
※料金はすべて税別表記です。
新聞折込・地域情報誌折込・ポスティング・ハンティング(手配り)など、チラシの配布方法は多岐に渡ります。チラシのターゲットと商圏によって配布戦略を決定することが反響を高めるポイントです。
また、新聞折込だけに絞って反響がなかっとしても、ポスティングだと反響が出ている場合もありますので、色々な配布方法を試すことをオススメしています。
epoではチラシの配布も専門業者さんに依頼しており、配布業者さんがより効果的に配布できるように、配布エリアや配布方法について、綿密に打合せを行います。
新聞折込は定価があり、奈良県の折込単価はA4・B4サイズで@3.05円です。
ポスティングは地域や配布方法で差があり@4円~8円程度です(※エリアによっては配布できない場合があります)。
※料金はすべて税別表記です。
epoで頂いているチラシのお仕事の料金例を紹介します。案件の内容によって料金は大きく変わりますので、参考程度にしていただければ幸いです。
印刷部数1,000部(両面デザイン+印刷)の場合は約9~10万円。
印刷部数2万部(両面デザイン+印刷)の場合は約16万円~20万円。
印刷部数10万部(ディレクション+両面デザイン+印刷+配布)の場合は約60万円~90万円。
印刷部数30万部(ディレクション+両面デザイン+印刷+配布)の場合は約140万円~170万円。
印刷部数60万部(ディレクション+両面デザイン+印刷)の場合は約85万円~100万円。
※料金はすべて税別表記です。
epoは1,000部~60万部までの規模で、ディレクション・デザイン・印刷・配布・結果検証まで行うトータルでの「チラシ」を得意としています。
メチャクチャ安い!という訳ではありませんが、ほとんどのクライアントからのリピートでご依頼をいただいているので、ご満足いただけていると思います。きっと!
ご相談からお見積りまでは無料ですので、お気軽にご相談ください。
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