2018/10/26
集え。奈良で戦うデザイナー!
デザイナー 独立
2017.7.24
#08
こんにちは、デザイナーの石田です。
突然ではございますが『独立』しました。
独立に際し、色々とアドバイスを下さった方々、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございます。
なぜ私が独立を決意したのか!! それは『壁を乗り越える力を手に入れたい』と考えたからです。
現在、広告デザイナーがやるべき仕事の幅は大幅に増えたと感じています。デザインだけではなく、ライター業、イラスト業、リサーチ業、コンサル業、営業としての力も必要となってきました。この全てをこなし、かつクライアントの要望以上のデザインに仕上げる。それが現在デザイナーに求められる能力となってきています。
逆に言えば『0』からのスタートにデザイナーが関わりやすい環境になってきているのです。そんな環境にもっと自分を置き、対応力を身につけたい!! そして、今までに培ってきた自分の力を試したい、それが『独立』への始まりでした。
さて、デザイナーとしての『独立』とは一体どういったものかをまだ駆け出しもいいところですが今回は書かせていただきたいと思います。
デザイン事務所を立ち上げるにあたり、準備する物は「事務所としてのスペース」、「パソコン」と「インターネット環境」、以上です。 細かい部分を除くとこれだけあれば仕事をすることが可能です。
もちろん事業所登録、その他周辺機器等は必要になってきますがが他の業種と比べても初期投資は安く済むほうでしょう。
さて、シャチョーさんになった私が最初に悩んだのが会社名(屋号)です。
これから長い付き合いとなっていくであろう名、そして私が独立して一番最初に作る制作物です。気合が入らにわけがない!! しかしながら迷う迷う(笑)! 自分の苗字は石田だし、カッコよく英語か? ブリジストン? どっかで聞いたことあるような・・・。
いや! ここは素直に「イシダデザイン事務所」とか?
いや! 一度聞くと忘れられないようなインパクトのある中二病的な?
いや! インターネットの検索エンジンでも上位に表示されるような奇抜な名前?
四文字熟語? アナグラム? 頭文字?
名は体を表すという様に屋号はこれからの、そして今後の会社の方向性すら占うといっても過言ではありません。
結果、自分の出した答えは・・・
誕生日でいいやでした(笑) 私は某海賊漫画の主人公と同じで子供の日に生まれました。 この5/5を元にGOGOとし、頭文字を取って「g」!! 我ながら単純です。
それ以外の理由としては・・・
●Aから数え始めて7番目の英文字(ラッキーセブン)
●gain、gather、gaze、genius等のgから始まる向上心のある英単語
●活舌が悪いので電話で名乗る時に噛まずに言える名前(笑)
そしてそれを元にデザインしたロゴがこれになります。
この様になりました。simple is best!!
少し話はズレますが「デザイナーは自分の為に何かを作る」ことを意外としません。私だけでしょうか? スキルアップの為に、仕事以外に学習時間を設けることはあるのですが、クライアントの為に、エンドユーザーの為に、と普段から『誰か』の思いを伝えることを意識しているせいなのでしょう。
しかし、いざ自分だけの為に制作してみると色々新しい発見をすることが出来ました。
ここはこうかな?
こっちの方がいいかな?
この色を使ってみたらさらに?
終わりが見えません。当たり前ですが今まで以上に時間のルールを決めましょう。 制作するのは自分ですが、自分というクライアントがいることを意識しましょう。
不安になって細部まで誤字やミスがないか確認をし続ける。
独立する=一人です。ミスがないかどうかを確認するのも自分だけです。
声を出してチェックする、必ずプリントアウトして原稿と突き合わせる等、今まで以上に入念なチェック方法を常に模索していきましょう。
自分の為のデザイン=自分の得意分野=苦手な分野も見えてきます。
ここで言う苦手な分野とは出来ないでは無く時間が掛かることを示します。独立すれば様々な制作を一人でこなしていかなければなりません。 その為、早めに自分の苦手分野を見つけ、スキルアップを図りましょう。
ほとんどのことが当たり前ではありますが、当たり前だからこそ、このタイミングでなるべく足元を固めて行こうと思います。
現代ではインターネットを使えばほとんどの知識を得ることができます。
しかしながら不必要な情報を得る機会が少なくなっていると私は感じています。自分が興味のある単語でしか検索しないので当たり前なのですが・・・。
独立して最初に立ちはだかった壁がまさにそれです。そして私が経験したかった壁でもあります。
デザインする上での知識は饒舌に語ることができるのですが、営業としてのノウハウ、見積もりの駆け引き、各業者さんとの交渉、ビジネスマナー、人を笑わせる方法等、文字では伝えきれず、得ることが出来ない部分が山ほど出てきました。
そんな悩みの中、ある人からこんなアドバイスを頂きました。
「分からないが当たり前、分からなければクライアントに聞けばいい」
正直、意外でした。もちろん調べつくしても分からず、理解出来ない部分に関してのみですが。 誰しも自分の知識を披露することに快感を覚えるそうです。そこを逆手にとって相手に知識を披露する場を与えることが重要とのことでした。 半信半疑でこれを実践してみましたがかなり効果があった様に私は感じます。
※使用効果は人によって異なります。このアドバイスは効果を保証するものではございませんので予めご了承ください。
さて何が言いたいかと申しますと、独立は壁にしか当たりません。むしろ壁のみで構成されています。
ですので壁を越える快感をまず覚えましょう。知識を得る快感を覚えましょう。自分が興味のない知識でも取り入れていきましょう。 そうすれば逆に壁に会うことが楽しくなってきます。楽しくなれば新しいことへのチャレンジ意欲もさらに湧いてきます。
私も独立して間もないので、これが正解ですと語れるほど経験値が溜まっておりません。
だからこそ足掻きます。悩みます。迷います。
それでもいつか『好きなことのプロ』として、もっと多くのことを伝えれるように力を付けていきたいと思います。
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